「テーマのある旅」の特徴は、
普通の観光旅行では行かないところを訪ねたり、
視察できたりというのはまず一番。
そして参加者のほとんどが、一人参加の大学生と院生&
ときには大学先生もツアーメイトとして加わります。
まさに大学時代だからこそ体験できる、思い出に残る旅です。
メッセージ
ドイツをはじめとする欧州のコロナ禍はほぼ終息しましたが、社会は大きく変化しました。
それに加え、ウクライナ紛争による物価高が経済と市民生活を直撃し、こちらはまだ出口が見えません。
視察研修のテーマである再生可能エネルギーとまちづくりの分野も、新たな状況への適応が求められており、試行錯誤が続いています。
例えば、脱原発を進めるドイツは、2022年12月末にすべての原子炉を停止し廃炉とする予定でしたが、エネルギーの安定供給を優先し、4か月の運転延長(再延長は無し)を決めました。脱原発の方向性は変わりませんが、政策を微修正したわけです。
SDGs(持続可能な開発目標)や脱炭素経済に取り組むドイツと欧州の姿勢は一貫しています。
しかし、それは硬直した政策ではなく、状況に合わせて適時修正されるべきものです。
その時々の判断が本当に正しいかどうかは、10年あるいは20年後になってみなければわかりませんが、一番正しいと思われることを大胆に選択し、地道に積み上げています。
私は、そこにドイツと欧州の知恵と勇気を感じます。
動き続ける社会の今を実体験し、その空気感をぜひ若い感性で読み取ってください。
皆さんの将来、そして日本のこれからを考える上で、大切な何かを掴んでいただけるはずです。
松田雅央
参考文献
●「環境先進国ドイツの今 緑とトラムの街カールスルーエから 」松田雅央著(学芸出版社)
●「ドイツ 人が主役のまちづくり ― ボランティア大国を支える市民活動 」松田雅央著(学芸出版社)
*視察にご協力いただく松田さんの著書です。
23年春発ツアーは満席となりました
メッセージ
私たち夫婦は、2006 年から毎年多くのテーマのある旅の学生さんを受け入れてきました。
海外の経験がなくても大丈夫!
どんな些細なことでも相談にのりますので、安心してご参加ください。
この旅を通して、フィンランドの子育て&教育環境など幅広く学べることはもちろん、現地の人々や暮らし、自然にも触れることができます。
現地でのすべての体験は、これからのあなたの将来にきっと大きな影響をもたらすはずですので、ど う ぞ楽しみにしていてください。心より皆さんのお越しをお待ちしております!
ペトリ&みどり
参考文献
●「フィンランドの子育てと保育」 (明石書店) 藤井ニエメラみどり著 高橋睦子解説
●「フィンランド 育ちと暮らしのダイアリー」(かもがわ出版) 藤井ニエメラみどり著 高橋睦子解説
●「世界の教科書シリーズ 『 フィンランド中学校現代社会教科書 15 歳 市民社会へのたびだち 』 」(明石書店)
*フィンランドの社会制度、福祉の構造などの概要が非常に分かりやすくかかれています
募集人数に達しなかったためツアー不催行となりました
参考文献
●「ハンナのかばん」カレン レビン著(ポプラポケット文庫)
*ツアーに同行する石岡史子氏が登場する、ア ウ シュヴィッツ・プラハ・日本が舞台の実話です。
●「ホロコーストの記憶」を歩く 過去をみつめ未来へ向かう旅ガイド/石岡史子、岡裕人著(子どもの未来社刊)
●「新訂増補版 アウシュヴィッツ博物館案内」中谷剛著(凱風社)
*アウシュヴィッツ博物館でガイドをしていただく中谷さんの著書です。
●「新装改訂版 ベルリンガイドブック 歩いて見つけるベルリンとポツダム 13 エリア」中村真人著(学研プラス刊)
*ベルリンでガイドをしていただく中村さんの著書です。